リクエストに答えまして、

昭和42年10月25日
小学館発行 日本百科大事典より、

倉橋(町)

広島県の南西部、安芸郡に属し、
広島湾にある倉橋島の南部を占める町。昭和27年、町制を施工。
もとは倉橋町の部分を倉橋島・渡の子島とよんでいたが、

現在は全島をあわせて倉橋島といい、付近海上の鹿島・横島などの
小島も町域に含まれている。

町内の大部分は山地で、海岸線には屈曲が多く、東には袋内湾、
南には室尾湾があり、南岸の本浦には造船業の栄えたところで、
石造のドッグが残っている。

岬の南端の鹿老渡は、享保年間(1716~35)に開かれた港で、
明治まで帆船の寄航地としてにぎわっていた。

全島はほとんどが良質の花崗岩からなり、石切り場が海岸まで並んでいる。
尾立石とよばれる敷石・捨て石・石垣などの建築用石材が切り出されるが、
花崗岩は国会議事堂の用材にもなっている。

このほか米・ムギ・果実が栽培されており、水産・水産加工もおこなわれるが、
そのほか、でんぷん・造船の工場もある。

南部は瀬戸内海国立公園に含まれる景勝地

人口16,215人。

との事です。